十牛図とは、禅宗のお坊さん、かくあんさんという方が、850年前にお弟子さんたちを導くために描いた10枚の絵です。このような段階をへて悟りへと到達し、その後にはどんな世界があるか、という事が描かれています。
その概念は、宗教の違いも、文化や時代の違い、男女の差、などを遙かに超えて、魂の成長を願う時に必ず通る道しるべのようなものです。
これは、魂の成長の地図の一つです。
以下はメルマガに書いたものの抜粋です。

私たちがこの世で成長してゆくステップ、「進化の螺旋」を
10段階にしたものに、「十牛図」があります。
このコンセプトを使わせてもらっています。
まずは簡単に、そのいずみ流の概念をご紹介します。
十牛図、超入門
1図・尋牛
自分の人生って何だろう…
これでよかったのだろうか…
なんでこんなに生きにくいんだろう…と疑問を持つ。
「苦」の体験が与えられ、問題解決ではなく、自分探求を始める。
あなたに降りかかる、あらゆる困難、生きにくさは、
進化の螺旋・十牛図への招待状です。
2図・見跡
自分探しが始まる。
様々な勉強を始めたり、セミナー・ワークショップに参加したりする。
資格を取る。
師を求める。
私はこういう人間なのだな、という事が客観的に少し分かってくる。
3図・見牛
本当の私は、自分はこうだ、と信じている私とは違う面(影・闇)があるかもしれない、
という感覚をつかむが、それは受け入れられないのでなかった事にする。
あるいは、自己嫌悪に陥り、そこから抜け出せない。
が、知識だけは増えて、頭で自分が分かったつもりになる。
他人様のことをいろいろ言いたくなる。
4図・得牛
生きにくさ、トラブル、困難が頂点に達する。
自分の影・闇や起きている現実を受け入れざるを得なくなる。
エゴ様の姿をしっかりと見る。
それが辛いと、3図に逆戻りする。
腑に落ちる体験をする。
頭の理解だったものが、身体の理解になる。
自分や周りで起きる事象を、客観的象徴的にとらえることが出来るようになる。
5図・牧牛
今まで自分の欠点だと思っていた影・闇を、
これがあってよかった、と思うようになる。
影・闇を光りの道具として、日常生活や仕事で使いこなすことが出来るようになる。
たくさんのご褒美がやってくるのを、受け取る。
人間関係や仕事が、格段に楽になり、発展する。
6図・騎馬帰家
両親や故郷、自分の生い立ちとの深い和解、許しが起きる。
愛する能力が格段に強くなる。
仕事が大きく発展する。
もはや「苦」を「苦」とは感じなくなっている。
7図・忘牛存人
エゴ様の存在がほとんど感じられなくなる。
ただ、その人が存在するだけになる。
8図・人牛倶忘
「エゴ様」も「私」もいなくなる。
悟りを開く。
たった今の瞬間に存在し続けることが出来る。
9図・返本還源
自分が内なる源泉、内なる神と同一であり、
愛そのものと自分の区別がつかない。
自然の美しさと自分が一体であることを知る。
10図・入てん垂手
自分が体験してきた事を次の世代に伝えてゆく。
その人の存在そのものが光となる。
大切なのは二カ所。
4図と8図です。
この二カ所が、人生の難所です。
この4図を既に超えている人は、ごくごくまれで、
ある人は100人に5人と言いますが、
私はもっと少ないかもしれない、と感じています。
そして「どこにいてもいい」のです。
私たちは転生を繰り返しながら、無限にチャンスを与えられています。
次の人生で、次のステップをすればいいだけです。
人と、そして自分と競争するたぐいのものではありません。
それは4図を超えた時に、実感として分かってくるでしょう。
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