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 あなたへのメッセージ  NOと言えない症候群


 最近、ちょっと目につくことがあります。

 やりたくなかったり無理だったりするのに、
 「はい」と言ってしまって、後で逃げ出したり、
 一切の連絡がとれない状態になったり…

 私の周りでも、時々こういう事があります。
 私が強すぎる、というのもあるのかもしれないんですが(^_^;)

 しかし、この我の強い私でさえ、
 NOを言うタイミングを失ってしまうことがあります。
 これは分かっちゃいるけど、なかなか出来ない事の一つかもしれないですね。

 分かっている事と、出来る事は、別ですもんね。

 という事で、ちょっと考えてみました。

 

  大丈夫です…とは言うものの…

 時々思うのですが、
 出来ないだろうな、無理なのかな、と思えるような場面で、
 「大丈夫なの?」と尋ねると「大丈夫です」
 という答えが返ってくる。
 で、本当に大丈夫なのかというと…
 ダメなんですね〜

 結局、連絡がとれなくなるとか、来ないとかいう事になる。
 こちらは、相手の言葉を信じていたので、裏切られた気持ちになる。

 ダメなのに大丈夫だと言った人は、
 相手を気遣ったり、顔色を見たり、無理な努力をしたりしたあげく、
 倒れて引きこもる。

 こういう事って、よくありませんか。

 二つテーマがあると思います。
 一つは「察するのが不可能な時代」になったこと。
 もう一つは、「NOと言えない」ということ。


  察するのが不可能な時代

 日本人の美徳は、言葉にするなどという水くさい事をしなくても、
 相手の気持ちを察して動く事が出来る、という事でした。

 価値観が一様な時代には、それも可能な事だったけれど、
 今のように、様々な価値観が氾濫し、
 察するどころか、聞いても聞いても分からなかったりする時代に、
 気持ちを察するのは、途方もなく高等技術になりました。

 男性と女性で、まずは感じ方考え方の根本が全く違う。
 時代の移り変わりがあまりにも早すぎて、10才離れると、
 育つ環境も大きく変化してしまっているし、
 根本的な所での価値観の大きなずれがあるでしょう。
 そして、過去に比べるとかなりの自由が約束されている現代では、
 本当に様々な価値観で、人は生きています。

 以前は「普通の人」がほとんどで、少数の「変わっている人」がいました。
 今は、自分と価値観が似ている「普通の人」もいるけれど、
 大半は全く違う発想をする「変わっている人」になりました。

 つまり、こちらの先入観で「たぶんこうだろう」はあてにならないです。
 聞いてみないと、分からない。
 そして、聞いてみても、分からないかもしれない。

 身近にいる親しい人でさえ、です。

 それが大前提です。

 なのに、私たちは自分が考える事、
  感じる事を世界標準に置くくせがあるので、
 周りのもの全てを、自分の価値基準や感覚判断で見ようとする。
 そしてそれを相手に確かめずに、行動してしまう。

 一言、相手に確かめればいいだけのことを、
 自分の基準だけで動いてしまう。
 これは、「察する」のとは微妙に違いますが、
 ま、似たようなものですね。


  察して助けて!!

 それと、「大丈夫です」と言いながら、
 「本当はもうダメなんだ、誰か助けてくれ〜」と心の中で叫んでいて、
 それを察して誰かが助けてくれるのを待っている。
 なんていう事をする人もいますね。

 これは、誰かと「依存とコントロール」の関係になりたい時の
  誘い水だと思います。
 エサをつけて釣り糸をたれているようなもので、
 それに引っかかってくれた人と、
  濃厚な「依存とコントロール」の関係に入っていく…

 あ〜、悪いとは言っていないです。
 ただ、知って欲しいだけですから。
 やる必要のある方は、とことんしてください。
 でないと、次の段階には進めませんから。


  NOと言えない ( ̄_ ̄|||)どよ〜ん

 もう一つ。
 「NOと言えない」という人が本当に多いですね。
 ただ一言「それは私にはできません」とか、
 「私はそうではないんです」とか正直に言えばいいだけなのに、

 断ると嫌われるのではないか、
 悪い印象を与えないか、
 私が相手を嫌っていると受け取られないか、
 傲慢だとは思われないか、
 相手の期待を裏切るのではないか、
 出来ない=ダメな奴ではないか、
 せっかくの相手の気持ちをむげにするのは申し訳ない、
 相手は善意なのだから、断ってはいけない、
 相手の強いエネルギーに逆らえずに、流されてしまう、

 これ、よ〜く考えてみると、根っこは一つ、
 「相手からいい評価が欲しい」のですね。
 あるいは、
 「自分の評価を下げたくない」

 別名
 「嫌われたくない」

 なので、何かを頼まれたりする場面で、出来ないかもしれない、とか
 やりたくないけど…とかいう気持ちがあると、
 様々な妄想が頭を駆けめぐるのでしょう。

 断ると嫌われるのではないか、
 悪い印象を与えないか、
 私が相手を嫌っていると受け取られないか、
 傲慢だとは思われないか、
 相手の期待を裏切るのではないか、
 出来ない=ダメな奴ではないか、
 相手は善意なのだから、断ってはいけない、
 せっかくの相手の気持ちをむげにするのは申し訳ない、

 どーしよう…でも断るなんて出来ないし…

 それ、全部妄想です。

 ここが今日の一番のポイントです。

 そんな場面で頭を駆けめぐるあれこれは、
 全て妄想です。

 

 そして

 出来ないのに出来るふりをして、ウソをつくから、
 後でもっとややこしい事になるんです。

 自分が無理をしすぎて、それでもNOと言えなくて、
 その人からの電話には出ないようにしたり、
 引きこもって誰とも会わなくなったり、
 仕事を辞めたり、
 病気になったり…

 なんていう体験、あなたにもあるのでしょうか?


  本当に人から嫌われたくないなら

 本当に嫌われたくないなら、
 「出来ません」
 「無理です」
 「違います」
 と言えるようになってください。

 それが言えるようになると、あなたの人生は格段に楽になるのと同時に、
 あなたはもっと人から信頼される人になります。
 あなたの言葉は、信頼して大丈夫、と思われるようになるからです。
 そしてもっと好かれるようになります。

 あなたの出しているエネルギーと言葉が一致すると、
 周りの人が楽になるからです。


 やる、と言った事をやる。
 これはとても信頼されます。

 何も言わずにやる。
 これは時と場合によっては、尊敬されます。
 時と場合によっては、余計なお世話だと迷惑がられます。
 相手がある場合には、聞いてからやりましょう。

 やる、と言った事をやらない。
 と、信頼を失いますね。

 やる、と言ってしまったけど…無理かも〜
 そんな時にはどうするればいいのでしょうか?

 簡単です。
 早い時点に「無理かもしれません」と予告しておいて、
 相手に別の選択肢を考える余裕を与えること。
 絶対に無理と分かったら、
 「すいません、大丈夫だと思ったんですが、○○の理由で無理です。」
 とあっさりしっかり断ること。

 簡単でしょ?
 練習してください。
 108回練習すれば、身につきます。


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