時々、こんな事をお聞きします。
どうしようか悩んでいる事があって、友人達に相談すると
「頑張れ」という言葉ばかりが返ってくる。
家族に相談すると「止めた方がいい」と言われる。
どうしたらいいのか解らない…
あなたは誰かに相談されて、
どんな時に応援して、どんな時に止めますか?
応援したり、止めたりするとき、心の中で何が起きますか?
ヒーローへのあこがれ
つまり、前提としてそのAさんは、あることを続けようか止めようか迷っている、という状況があります。
迷っているのですから、続けることの困難さとリスク、
止めるという勇気とリスク、などがテーマになっているんですね。
ところであなたはスポーツ観戦が好きでしょうか?
冒険物、はらはらドキドキものは好きでしょうか?
私たちがスポーツ観戦や冒険物に熱中するのは、
誰かが全力で戦い、もうダメだという絶体絶命のピンチを乗り越えて復活し、
輝かしいゴールを手に入れる姿を見たいのです。
この、絶体絶命のピンチが存在するのが大切なんですね。
悪役はそういう困難が存在せず無敵に見えながらも、最後にヒーローに倒される運命にあるわけです。
途中での挫折体験はヒーローが成長するための絶対必要条件です。
そして最後には絶対に達成しなくてはなりません。
途中で投げ出したり逃げたりしても、必ずどこかで立ち上がります。
そういうお話がたくさんありますね。
ヒットした映画やアニメは、そういう流れになっています。
私たちは誰かがヒーローになってゆく姿を応援して、
決意、勇気、冒険、努力、根性、危機一髪、挫折、自己卑下、復活、成功、喜び、などを疑似体験するんですね。
誰かが何かを続けようか止めようか迷っている時、
私たちの中に、同じ心理が働くのではないか、と思います。
つまり、Aさんにヒーロー像を投影しているのです。
Aさんが困難から立ち上がり、復活して成功するのが見たいんです。
そして応援するだけなら、あなたには何のリスクもありません。
魔術的逃走
同時にあなたの頭の中には「逃げてはいけない」「逃げたら負け、おしまい」「最後までやらなくては」という言葉も木霊するかもしれません。
その木霊する声は、理性的な判断力を狂わせます。
そうです。
ヒーローがヒーローとして成功してゆくためには、
「逃げ時」を判断できなければなりません。
「魔術的逃走」というのだそうですが、
とにかく全速力で逃げなければならない事があります。
いつも真正面から戦えばいい、というわけではないですね。
一端逃げて、様子をうかがい、勝てる勝負の時に全力を出す、という方法もあります。
一端逃げて、様子をうかがい、戦うのをやめて妥協案を探す、という方法もあります。
逃げる事の出来ない人は、必ずどこかで大きな痛手を負うでしょう。
私たちは一目散に逃げる事も学ばなければなりません。
これは非常に大切な能力です。
それから、
「いったん始めたら、最後までやらなくてはならない」と思いますか?
最後はいったいいつなのか、どこなのか。
やる気が失せたのに、無理に続ける価値はどこにあるのか。
どこまでやれば、どんな状態になれば(具体的に)自分にOKが出せるのか。
そしてそれは現実的に考えて可能な事なのか。
そのあたり、よ〜く考えましょう。
そして、あなたの過去の体験に、
「逃げてはいけない、最後までやらなければならい、逃げたら負けだ」と思いこんでいて、
最後まで出来ずに何らかの形で逃げた事、ありませんか?
そのコンプレックスを埋めるために、自分の代わりに目の前にいる誰かが頑張って欲しいとは思っていませんか?
このあたりは無意識に動くことなので、簡単には答えられないかもしれませんね。
それは止めた方がいいよ、と言いたいとき
止める場合に動く事は、
その人の苦しさに共感していて、その人が苦しむのをみていたくないからでしょう。
その人がもっとがんばり続けて、身体をこわしたりうつっぽくなったり、
大きなマイナスを背負う羽目になったり、
今よりももっと苦しい目に遭うのが辛いから、止めるんですね。
その人を見ていて、その困難を乗り越えられるような気がしない。
困難を乗り越えたとしても、そこで待っているものが魅力的に見えない。
そんな時、「止めたほうがいいと思う」と言うのではないでしょうか。
あるいはあなたは、止められずに苦しい目にあったことがあるのかもしれません。
でも、止められない時
あなた自身の体験として、
冷静に考えてかなり無理がある、続ける事のリスクが非常に大きいのに、
止める事が出来なかった。
という体験はありますか?
たぶんそれは、そこにあなたの大きなカルマが絡んでいるのでしょう。
続けるとか止めるとかいう判断を超えた、何か大きな学びのチャンスが来ているのですね。
そういう状態のあなたは、
天から守られている事、
愛されている事、
尊敬されている事を信じてください。
慈しまれて、大切にされている事を信じてください。
正解はどこにもありません。
ただ、あなたが何を思って行動するのか…
手放せないものは何なのか…
執着しているものは何なのか…
信じているものは何なのか…
あなたがたった今を真剣に生き、真剣にもがく。
それだけが正解です。
失敗したくない
総合してみると、
あなたが友人に相談された立場でも、
あなたが続けるか止めるか迷っている場合も、
ちらにしろ、「失敗したくない」という気持ちが働いているのですね。
応援する人も、その人が途中で挫折して失敗するのを見たくない。
止める人も、その人が頑張りすぎて心や体が壊れてしまい、失敗するのを見たくない。
自分自身も、どちらにしても失敗になるような気がして、身動きできないい。
私たちはそれほどまでに、失敗するのが怖いのです。
失敗するのが怖い
私たちは誰でも、失敗する恐怖を抱えています。
誰でも、です。
失敗することとその痛みを避けるために、
エゴ様は様々な事を要求してきます。
失敗しそうな事には手を出さない、
やり始めたら最後までやらせようとする、
うまくいきそうにないと、病気になったり怪我をしたり、いいわけの立つような事を起こす…
あまりにも多様なパターンがあるので書ききれませんが、
とにかく、私たちは失敗とその痛みを感じないで済むために、何でもします。
同時にエゴ様は誇大妄想狂的傾向がありますから、
もっとやれ、もっと頑張れ、一番になれ、完璧にしろ、
途中でやめるな、もっともっと、もっともっと…
などと要求してきます。
どちらを選んでも失敗する事をうすうす感じているから、身動きできないのですね。
そしてその葛藤が苦しい。
何をどうしたらいいのか解らなくなってしまいます。
それで、友人や家族に相談します。
「どうしよう…止めた方がいいかな、もっと頑張るべきかな…」
身体の声を聴く
ではそんな時、身体は何と言っているのでしょう。
その事を考えると身体が重くなる。
会社に行こうとすると、下痢する。
その話題になると、とたんに眠くなる。
その人に合うと、ものすごく疲れる。
身体が拒否しているのですね。
身体にこういう症状が強くでるのは、心が本当は嫌がっている事があるのに、
それを頭〜意識が気づかない場合です。
軽いものならば、気づいたとたんに症状がなくなる、という事もよくあります。
小さな身体の反応を、私たちは無視してしまったり気づかなかったりするので、
身体あるいは私たちの源泉はなんとかそれに気づいてもらうために、
身体症状でメッセージを出し続けます。
こういう時は、とにかく一端休憩が必要です。
休んでください。
その後はどうしたらいいの?
まず、「108回音読する元型」を使って、
あなたの中にどんなエゴ様の声が木霊しているのか、徹底的に洗い出してください。
▼ 108回音読する元型 これが基本 ▼
それが解ったら、何度も同じ事を言いますが「変えようとしない」でいいんです。
そのまま、その「影」や「闇」の存在を認めてください。
「影」も「闇」も、その存在を認めてしまうと、力が小さくなります。
なくそうとしてそれと戦うと、ますます大きくなってしまいますので、
決して戦わないでください。
そして頭=エゴ様優先傾向の方は、身体の声を聞く練習をしましょう。
神経質になるのではなくて、ただ、身体の感覚に耳を澄ませてください。
お腹の硬さ、胸の緊張やザワザワ、声を出そうとする時の喉のひっかかり、
歩調、手や足の重さ軽さ、そんな事に注意を払ってください。
身体優先傾向の方は、もしかしたらNOが言えないために病気になっていないか、
つまり病気だから、という理由で断れるようにしていないか、考えてください。
もう一つは、身体の微妙な変化に神経質になりすぎていませんか。
今日は身体が○○だから止める、△△だからやってみる、など
身体の調子を常に行動基準にするのを止めてみるのもいいかもしれません。
身体の状態がどうであろうと、少し頑張れば出来ることなら、やってみましょう。
宇宙に「失敗」というものは存在しません
そして自分の心の「影」「闇」が十分に受け入れられるようになってくると、
頭=エゴ様と、身体の声の両方を聞きながら、
どちらの声に翻弄されることなく、
あなたの「意識」がしっかりと何かを決断することが出来るようになります。
その時、「失敗」というものはこの宇宙に存在していない事、
頭の中にだけ存在していた「妄想」だったことに気づくでしょう。
続けるのか止めるのか、どちらのリスク、どちらの失敗を受け入れるのか受け入れないのか、という葛藤の苦しみから抜け出して、
全く別の水平線に立って、決断するでしょう。
その時、どんな道を選んでも「成功」なのだ、と知るでしょう。
宇宙に「失敗」というものは存在しません。
最後にだめ押しです。
誰かを心から応援する。
それはステキな事です。
でも、あなたの応援も制止も、相手の苦痛を増加させるだけになる場合もあること、知っていてください。
本当にいい形で人を応援出来る人になるために
▼ 108回音読する元型 ▼
是非使ってください。
使いこなすためのセミナー・元型インストラクター養成講座
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