| あなたへのメッセージ 言いたい事、言えていますか? |
実は「気遣い」とか「コミュニケーション」について話してほしいと言ってくださる方がいて、
何をお伝えしようかと考えていたら、色々な事か浮かんできました。
コミュニケーションというのは、私たちの永遠の課題だと思います。
上手にコミュニケーションが取れている、というように見える人でも、
なんからの悩みを抱えている事があります。
そんな方に聞いてみると、親友と呼べるような人がいなかったり
非常に気づかれしてストレスをためてしたりします。
あなたはどうですか?
言えばいいのになぜか言えなくて、あとで後悔したこと、ありますか?
考えて考えて、思い切って話したのに、受け取ってもらえず誤解されたりしたこと、ありますか?
一生懸命伝えているのに、なぜか表面しか伝わらなかったり、
自分が我慢するしか方法がない、と思いこんで、ストレスをため込んでいませんか?
相手の考えている事が解らずに、途方にくれること、ありませんか?
大きく分けると、
自分の思いをどう伝えるのか。
相手の言葉をどう受け取るのか。
の二つに分類できると思うのですが、
今回は「自分の思いをどう伝えたらいいのか」を考えてゆきます。
何が起きているのかしら?
よく「言いたい事が言えない」とか
「言いたい事がやっと言えたけど…」
とか言いますよね。
言いたい事が言えるのは、本当に大切な事です。
なんらかの形で自分を表現することは、生きてゆく上で必須だと思います。
それを表現したおかげで、人間関係が変化してうまく行き始めることもあるし、
言ってしまったために、何かが壊れてしまう事もあります。
それは何処が違うのでしょう?
どうしたら、いい形で思いを伝える事ができるのでしょうか?
何かが胸の中や頭の中で渦巻いて、それを言いたいけれどうまく表現が出来ない事、ありますよね。
もやもやして、イライラして、むかむかして仕方がない。
それをそのまま相手に言ってしまうと、たぶん相手は傷つくでしょう。
人間関係が壊れてしまうこともありますね。
なので、
これを言うと関係が壊れてしまうから、言えない。
だから我慢して我慢して、ストレスがたまって病気になったり怪我をしたり…
なんていう事になるんですね。
ちょっとまとめてみます。
・もやもやして、イライラして、むかむかを全く表現できず、際限なくため込んで病気になる
・もやもやして、イライラして、むかむかを我慢していて、ある時突然爆発する
・もやもやして、イライラして、むかむかをどんどん表現するので、相手が自分を恐れてストレスをため込んでいる
・もやもやして、イライラして、むかむかをどんどん表現するので、相手が逆ギレする。
だいたいこのどれかになるでしょうか。
つまり、相手も自分も「切れるor逆ギレ」するか「ため込んでストレス」になるか、
そのどちらかなんですね。
まずは感情の整理から
実は感情には、表面にある感情と、深い感情があるんです。
もやもやして、イライラして、むかむかするのは表面の感情です。
そういうものを信頼できる友人などに聞いてもらうと、ちょっとスッキリしますね。
「ねえ、私ストレスがたまっているのよ、愚痴の聞き役をしてくれないかしら?」
と頼める友人はいますか?
ガス抜きと言ったりするんですが、とにかく表面にある感情を安全な形で出してしまいます。
立ちこめている霧を祓う、みたいな感じです。
あなたが女性なら、これだけでかなりスッキリして、また元気を取り戻せるかもしれませんね。
これで元気になれるのなら、それでよし、です。
でも、なんとか状況を変えたいと思うのなら、
霧が晴れた状態で、その下にある深い感情を知るために自分のハートに尋ねてください。
私は何を感じているの?
私が困っている事は何?
ここで感じられた感情が、あなたが本当に感じているものです。
もしかしたら、そこにあるのは怒りかもしれないし、
悲しみかもしれないし、
恐怖や恐れかもしれませんね。
しばらくそれを味わいましょう。
大抵、それはあまり感じたくないし認めたくない感情なのですが、
感じてしまう方が楽です。
やってみてください。
思ったよりも楽なはずですよ。
相手に何かを伝える時は
自分の中の深い感情に触れることが出来たら、
それだけで十分になってしまうこともあります。
相手を許せるようになったり、気になっていた事がどうでもいい事だと解ったり、
というような事が起きるかもしれません。
でもやはり、相手に伝えた方がいい場合もあります。
そんな時の伝え方にもコツがあります。
「アイメッセージ」という言葉、お聞きになった事があるかもしれませんね。
これはステキなツールですよ。
普段私たちはよく「二人称で表現」しています。
例えばもやもやして、イライラして、むかむかして仕方がない時、
それをそのまま相手にぶつけるとこんな感じになります。
1、もう〜なんでいつもそうなのよ、あなたがいつも脱いだ服を片付けないから、私は毎回毎回部屋中から下着やら靴下やらを探して集めなければならないでしよ。
いったいどういう風に育てられたの?
あなたは小さいときからずっと、そうやって来たのかもしれないけど…
2、え゛ーーーーーーっ また忘れたの〜〜????!!!!!!!!!
あなたはこの間も、絶対に忘れないって言ったのに忘れたでしょ。
彼氏に言われた事は一生懸命なのに、
女友達はどうでもいいってわけ〜〜(▼▼メ)
3、おい君、この間注意した所なのにまた間違っているじゃないか。
いったい君は、私の話をなんとおもって聞いているんだ。
何度いったら解るのかね。
相手は当然、「責められた」と感じます。
謝ってくれる人もいるし、自分は悪くない事を証明するために逆ギレして、あなたの非をあげつらうかもしれません。
そして険悪なムードになり、その日のデートが台無しになったり、
上司や友人達との関係がぎくしゃくしたり…
もう一度、例としてあげた3つの文章を読んで欲しいのですが、
これらは全て「あなたは〜」という二人称で始まる文章ですね。
二人称の表現は、使い方によってはとても危険なんです。
特にマイナス感情を表現するときは、はっきりとした「攻撃」になります。
ではどうしたらいいの?
同じ内容の事を「私は〜」で始まる「一人称」の文章として表現するんです。
1、も〜っ
私は毎日毎日、あなたの脱いだ下着や靴下を家中探し回っていると、
(私は)まるで奴隷か何かになったような気分になるのよ。
(私は)惨めで情けない気持ちになって、落ち込んでしまう。
2、えーーーっ
私はあなたの恋愛をいつも応援しているよ。
でもね、何度もこういう事が続くと、(私は)悲しくなるわ。
なんか、自分が友人として大切にされていない気がしてくるのよ。
3、おい君。
私は君はもっと仕事が出来る人間だと思っている。
それでいつも細々と言ってしまうのだけれど、
私は君が次のプロジェクトでリーダーシップを取っている姿が見たいんだ。
上記の言葉との違い、わかりますよね。
簡単に言ってしまうと、「伝えたい事を一人称で表現する」です。
「私は〜」で始まる言葉で表現しようとすると、
深い自分の感情に触れなければならなくなります。
それは相手を責める世界とは全く次元の違う世界になります。
「あなたは〜」ではなく「私は〜」で何かを表現すること、
意識的に練習してください。
たぶんあなたも「あなたは〜」で話すクセがあるでしょう。
そのクセを直すために、108回練習してください(^▽^笑)
行動を変えて欲しい時
そしてもし、相手の行動を変えて欲しいと思っているなら、
具体的にどうした欲しいのかをはっきりと言葉にします。
「これは止めて欲しい」と伝えるだけでは足りません。
特にそれを伝える相手が男性の場合には、具体的なアイデアを出さないといけません。
「これは止めて欲しい。そして代わりにこうして欲しい」と伝えてください。
これはかなりポイントです。
「あれだけ言ったのに、全然変わっていない…」と思うような事があれば、
あなたは代わりにどうして欲しいのかを言わなかったのかもしれません。
「ここまで言えばわかるでしょう」はダメです。
たぶん、相手はどうしたらいいのか解らなくて、結局同じ事を繰り返してしまうのでしょう。
「だったら聞いてくれたらいいのに」
それが出来ないから、今までもうまくいかなかったんですよね。
相手にそれを期待しても無駄です。
あなたが親切になってください。
怒りを表現する時はどうしたらいいのでしょう?
実は同じなんです。
怒りを「あなたは〜」の二人称で表現すると、モロに攻撃になります。
あんたのせいで…
おまえがこうするから…
いつもいつも○○さんはこうだから…
腹立つわっっっっ
で、喧嘩になったりするわけですね。
これも「私は〜」の一人称で表現するんです。
私はむちゃ腹たってるー
むかついてるねんっ
私、怒っているのよ
というように。
そしてその後も「私は〜」で表現してください。
不思議ですが、怒りを表現する時ですら「私は〜」で言い始めると、
相手に対する攻撃、というエネルギーではなくなります。
試してみてください。
大抵は「私はそのことについて、怒っているのよ」と言ってしまうと、
なぜか冷静になれたりします。
その後の変化
そして、あなたが「私は〜」で始まる会話が上達してくると、
様々な変化に気づくでしょう。
ため込むことがなくなるので、あなたのストレスが激減します。
ストレスから来る病気を抱えている方は、それが軽くなるかもしれません。
ため込んで爆発して自己嫌悪、というパターンのある方は、
そのパターンが消えてゆくのを体験するでしょう。
すぐに不満を口に出して失敗している方は、
「私は〜」の会話をする事で、友人が増えるかもしれません。
いつも切れてしまう関係が、より深く繋がってゆくからです。
言い過ぎて周りの人にストレスを与えていた人は、
恐れられ敬遠される存在から、信頼され頼りにされる存在に変わるでしょう。
そういう会話をした相手との人間関係が、格段に深くなります。
その人との間に、何か暖かいものが流れるのを感じられるかもしれません。
相手が逆ギレする、という事はまずなくなります。
あなたの変化につれて、相手もワンランクアップしたんです。
おまけです
一つ、いいことを教えましょう。
あなたの周りに、あなたから見てステキだな、と思う人や、
コミュニケーションが上手だな、と思う人っていますよね。
とても気になってどうも好きになれない相手が、よ〜く考えてみたら、
自分に欠けているコミュニケーションの能力を持っていて、
自分が苦手な上司ととても上手につきあえる人なのかもしれません。
あなたがちょっと苦手な人と、上手にコミュニケーションが取れる人を探します。
そして、そのAさんに「勝手に弟子入り」するんです。
その人に話す必要はありません。
話してもいいですけどね。
勝手に弟子入りして、その人がいつもどんな風にコミュニケーションを取っているのか、
つぶさに観察します。
注意と意識を向けて、どんな呼吸で、どんなトーンで、どんなリズムで、
どんな会話をしているのかを観察してください。
以前板前さんに聞いたのですが、料理の修業は「盗む」のだそうです。
師匠はコツのコツは教えてくれないので、お鍋を洗ったり、近くを通ったりする時に、
こっそり盗み見て、それを再現するべく何度も練習するのだそうです。
それと同じですね。
こっそり観察して、マニュアルが作れるくらいに観察して、
あたなのキャラで使えそうな所は、少しづつ使ってみます。
これは量稽古が必要ですから、何度も失敗してくださいね。
108回練習すると、達人になりますよ。
弟子入りしたAさんに、直接聞いてみるのもいいです。
「私は○○さんとのコミュニケーションがヘタで、いつもうまく言いたい事を言えないのだけど、Aさんは上手に表現していますよね。
私はそれを見ていて、いつもうらやましいんです。
どうしたらそんな風に出来るのかしら?」
こんな風に聞いてみたら、きっと何かいい話が聞けるでしょう。
いい話が聞けなくても、Aさんととても仲良くなれるかもしれません。
Aさんも、あなたのある面をうらやましいと思っているかもしれません。
あなたと仲良くなりたい
言葉、会話、コミュニケーションというのは、道具なんですね。
その道具を使って、私たちは「仲良くなりたい」んです。
人との温かい深い繋がりが欲しいし、信頼や友情を体験したいんです。
それはぺらぺらと流ちょうに話せることではなくて、
問題の解決策が欲しいだけではなくて、
知識や情報が必要なだけではなくて、
盛り上がってワイワイやりたいだけではなくて、
あたなの目の前の人は、あなたの本当の気持ちに触れたいんです。
ただ、それが上手く表現できなくて、
つまらない事を言ってしまったり、怒りをぶつけてしまったりすることもあります。
あなたの目の前に現れた人は、あなたの心に触れたくてあなたに近づいて来た人です。
その人は、意識では解っていないかもしれないけれど、
心の奥底で求めているのは、あなたとの深い繋がりの感覚です。
コミュニケーションの練習をして、
誰かともっと仲良くなる、自分ともっと仲良くなるために
▼ 108回音読する元型 ▼
▼ 元型インストラクター養成講座 通信教育はお勧めです ▼
|