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 優しさと同情の境界線


ある方から「優しさと同情の境界線はどこにあるのでしょうか」というご質問をいただきました。
ちょっと簡単には答えられない質問ですね。
あなたはどう思いますか?

そしてこういうご質問が出るというのは、
その方は困っている誰かのサポートをしたい、誰かの役に立ちたいと思っていて、
失敗したことがある、という事ですね。

ですので、今回はどんなサポートをしたらいいのか、
という事も頭の片隅に起きながら、考えてみます。

 

 言葉の意味

ところで「同情」にはマイナスのイメージがありませんか。
私はあります。

と、その前にちょっと辞書で調べてみました。
このテーマに関係のありそうな所だけを抜粋します。

同情
他人の身の上になって、その感情をともにすること。特に他人の不幸や苦悩を、自分のことのように思いやっていたわること。「―を寄せる」「―を引く」「被害者に―する」

共感
他人の意見や感情などにそのとおりだと感じること。また、その気持ち。
「―を覚える」「―を呼ぶ」「彼の主張に―する」

優しい
姿・ようすなどが優美である。上品で美しい。
他人に対して思いやりがあり、情がこまやかである。情けがある 思い遣(や)りがある 情け深い 思い遣り深い 恵み深い 哀れみ深い 親切 温厚 

「共感」はあまり問題ないですよね。
これを私流にわかりやすく書き直すと、こうなります。

 

同情は「かわいそうだ」「何とかしてあげなければ」
特に辛い状況で相手の気持ちに同化すること。
相手の代わりに何かをしてあげたり、と相手を依存させる傾向がある。

共感は「そ〜よね〜」
その人の主張や気持ち、行動などを「納得」する気持ち。

優しさは「大丈夫ですか?」「それは大変だったでしょう」
適度な気遣いが出来る。思いやることが出来る。

 

 

 同情とは

さらに「同情」について、浮かんでくる事を書いてみます。

同情とは…

相手の状況を聞いて、「かわいそうだ」という感情が大きく動き、
自分が出来ることを最大限やってあげる。
もしかしたら本人が出来るかもしれない事も、やってあげる。
相手に依存心があって頼って来ている事もある。
「やってあげる」傾向。

情に流される。
本当は違う事を考えていたり、違う方がいいと思うのに、
その人のために何かをしてしまう。
のめり込む感覚。
他人事と思えなくなる。
その人のために自分の何かを犠牲にしても平気。

恋愛に発展する人もある。

ウェットな感じ

依存とコントロールにはまりやすい。
後先考えずに、その人のために何かをしたりするので、
後で後悔したり、どこかまずい部分が出たりする。
境界線がなくなる。

どうも、どこかで破綻する匂いがありますね。

 

 優しさとは 

では「優しさ」について浮かんでくる事を書きます。

優しさとは…

相手の話を親身に聞く。
どうしたらいいのか、一緒に相談して、出来そうな事はしてあげる。
解決できそうな方法やアイデアを伝える。

暖かい感じ
適度な距離感と適度な境界線がある。
さりげない気遣い

情があるけれど、情に流されない。
必要ならばNOと言える強さがある。

「同情」と明確に境界線を引くことは難しいですが、
ニュアンスの違いは分かりますよね。

 

 もし「同情」する傾向を何とかしたいなら

同情するのが悪いわけではないです。
多くの募金やボランティアなどの原動力になるのも、
他者の痛みを自分のものとして感じる「同情」の能力があればこそ、です。

ここからは、同情する傾向で痛い思いをしている方のために書きます。

多分、私の想像では「かわいそうだ」から始まって、「あれだけやってあげたのに…」
のような言葉が出てくる状況になるのではないか、と思います。
それと、フッと気がつくと本来の自分とは違う事をしている時ですね。
のめり込んでしまって、仕事がおろそかになったり、
お金を使い果たしてしまったり、信頼を裏切るような事をしてしまったり…

本来の自分と違う事をしているのに気づいたら、とにかく「ストップ」です。

「あれだけやってあげたのに…」が出てきたら、
行き過ぎやり過ぎにストップがかかったのですから「ありがとう」です。

そして、深く何度も呼吸します。
もう流されない、ストップだ、という事をしっかりと意識してください。
もしあなたの身の回りに弊害が出ているなら、それを修復することに全力を尽くしてください。

 

 同情する能力の高い方へ

相手の気持ちや状況を我が事のように感じる能力は、きわめて素晴らしいものなんです。
それは宝です。
その時に「痛み」を感じるので、それを何とかしたくなるのですね。
それも当然のことです。

それを、自分も相手も+になるように「優しさ」として使うには、
あなたの「中心軸」が必要です。

例えば相手の方は、無意識にあなたに依存したいのかもしれません。
そんな時は必要な依存を許して、不要な依存を優しくストップさせる事が出来るのが理想ですよね。

そのトレーニングに欠かせないのが「108回音読する元型」です。

特に人を援助する仕事をされている方には、絶対にお勧めです。
この教材でトレーニングしてください。

本気になったら「元型インストラクター養成講座」「メールdeカウンセリング」にどうぞ。


 
   

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