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 相談事例集  心臓の悪い弟の行き先が不安です


最近心身ともに状態がよくなく、今日は仕事を休んでしまいました。
家には生まれつき心臓の病気を患った25歳になる弟がいますが、
自分で何もしないし仕事もしていないので、行き先が不安でなりません。
家にいると私は「いいお姉ちゃん」でいなければならないような気がして、
いつからか弱音や涙を見せることもできなくなっていました。

けれど、本当は毎日弟を見るたび不安でいらいらしてしまいます。
弟の面倒を見なければならないのだろうか。
私はそんな弟を持ちながら結婚できるのだろうか。
弟云々の前に、魅力のない自分に結婚相手が現れるのだろうか...

毎日マイナス思考でいらいらして、
もう限界の所にいずみさんのサイトを見つけ先日メールしました。

不安といらいらで何をやっても上手くいかない、
人間関係が億劫な欝状態を一刻も早く抜け出したいです。
更には弟を良い方向にもっていきたいのですが、
そういうお力をお持ちの先生をもしご存知でしたら教えていただけませんか。

何事も他力本願で情けなく思います。
自分でも家族と話し合ったり、先生を探したりはしておりますが、
なかなか思うように進みません。

突然の一方的なメールで本当に申し訳ございません。
お忙しいところ、最後までお読み頂き本当にありがとうございます。

……………………………………………………

Nさん、お返事が遅くなってしまい、ごめんなさい。
このお返事がNさんの参考になれば幸いです。

障害を持つ方が家族にいらっしゃる方も、たくさんおられると思いますので、
一般的な事から少しお話しますね。

 

 テーマは人と絡み合う


私は今まで、人が持っているテーマを個人的なものと感じる傾向があり、
それに家族や友人たちが絡まってくるのだと思っていました。
最近感じ方が変わってきました。

私たちのテーマは、他者と密接につながりあっているようです。
一人で完結するテーマというのは、あり得ないのかもしれませんね。
人は人と人の間で生きてゆくのですから。

特に家族という運命共同体は独特です。
あるテーマをやるために、それぞれが役割を担っていたりします。
子供が成長すると同時に、親もまた成長せざるを得なくなるのも、いつも起きることです。
逆に親が成長したために子供も楽になって、次の段階に行けるようになるのも、よく起きることです。

そんな風に、人のテーマは深く絡み合っているのだな、と思います。

 ある家族のテーマ

ある家族の実話をご紹介します。
その家庭にも、障害をもった子供と健常な子供がいます。
障害を持った子供と母親は大きなテーマを持っていて、
それはもう、大変な葛藤の繰り返しでした。

その子供さんが大きな発作を起こして数年後、
お母さんはやっと本当にその子供さんをまっすぐに観て、一緒に生きてゆこうと決心しました。
お母さんがそう決心できるようになるまで、たくさんの学びが必要でした。
が、いったん心が決まってからは見事でした。
友人のサポートを頼み、他にもたくさんのサポートをもらって、
障害を持つ子供さんとの関係が、驚くほどのスピードで展開していったんです。

その最初の波が一区切りすると、もう一人の子供さんに異変が現れました。
よくあるのは、一人の子供に親の愛が集中してしまうので、
ほかの子供さんが飢えてしまい、何らかの症状を出すようになります。
症状を出すことで親の愛を得ようとするんです。
なので、その子供さんにエネルギーを注ぐようになると、
今度はまた別の子供さんに症状が出ます。

親の愛の奪い合いをしているのでしょう。
これは終わりのない地獄ですね。

その家族で起きたことは違いました。

2週間前からこのメルマガで、細胞レベルの変容の時期だ、
とういう事をお伝えしていました。
だから蕁麻疹やアレルギー、アトピーや熱、下痢、
何が出てもおかしくない時期でした。

そのもう一人の子供さんにも、強烈な身体症状が出たんです。

そのお母さんは、障害のある子供さんのことをしながらも、
もう一人の子供さんの事がとても気にかかっていたそうです。
というのは、もう一人の子供さんもとてもいい子なのですが、
人間関係がおっくうで、いつも気持ちが沈んでしまい、特に何があるわけでもないのにいつも苦しいのだそうです。
お母さんはこの子も一緒に次のステップに進むはず、そうならなければおかしい、と思っていたそうです。

そしてある方のリーディングを通してわかった事は、
このもう一人の子供さんは、お母さんが障害のある子供さんとのテーマをやりきるために、
その見守り役として生まれてきた、という事です。
人が大きな仕事をする時には、見守り役がどうしても必要なんです。
そのつらい役割をまずはやる、という事を決めて、この世に生まれてきた魂だったそうです。

その役割をするために、生まれた時に魂的に仮死状態になり、それが最近までずっと続いていたのだとか。
家族のテーマを母親と兄弟にやってもらうために、自分というものを完全に捨てて仮死状態で生きてきたそうで、普通の人にはない苦しさをいつもいつも感じていたのだそうです。
それについては、何の決定権もないし、何も出来ないんです。
ただ観ているだけという無力感にもさいなまれたそうです。

そしてそのお母さんが動き出してくれたので、その子供さんは見守り役を終了させることが出来ました。
魂の契りを果たしたのです。
強烈に出た身体症状は、本当の自分を生きられる時が来たので、古い殻を脱ぐための脱皮だったそうです。
それは「生まれ変わりの脱皮」でした。

Nさんへ


Nさんの場合がどうなのか、私にはわかりません。
ただ家族というものは、私たちの意識やエゴでは想像もつかないような事を、魂同士が計画している事があるんですね。

という事を考えると、私はますます、このご相談にどんなお返事をしたらいいのかがわからなくなります。
Nさんのご相談を考えていたら、上の体験談をを思い出したので書いたのですが、
この例を安易にNさんに当てはめる事は出来ないと思います。
一人一人、全く違う人生なのですから。

ただ、こんな事もあり得るのだ、という事を参考になさってくださいね。

 

障害を持つ子供さんがある場合には、基本的には両親の課題です。
自分たちの子供なんですから、親としてどうするのか、が問われているのです。

今の私に言える事は、ご両親に言い続けること、ボールを投げ続ける事です。

そして弟さんを自立した人間に直してくれる治療師さんなんて、存在しません。
ご両親が本当に真剣に弟さんに向き合う時、初めて道が開かれます。
なぜなら、これはご両親のテーマだからです。
自分のテーマに取り組もうとせずに、子供さんだけをなんとかしようとしても、決してうまくいきません。

それとNさんが弟さんの事を背負い込んだり肩代わりしたりするのではなく、
ご両親にそれをやってもらうために、ご両親と距離を置くという方法もあります。
可能なら、一人暮らしをするのもいいかもしれません。

それと、自分たち家族だけでなんとかしようと思わない事です。
家族だけでは無理です。
周りの人たちにサポートを求めてください。

そして将来Nさんが弟さんの面倒を見るかどうか、はたぶんまだ先の事だと思います。
未来の事を思い煩ってもしかたがないので、
今はNさんがもっと楽に生きてゆけるようになることを考えましょう。

と書くと3行ですが、意外にこれが難しかったりします。
難しいと感じたら、お掃除をしてください。
お掃除というよりも、荷物を徹底的に捨てるといいです。
ここ2週間ほど書いてきましたが、物を捨ててください。
持ち物の半分以上を捨てるのが目安です。
そうすることで少しエネルギーが軽くなるはずです。

何度も書きますが、基本的に弟さんの事はご両親の問題です。
Nさんがもっと自分に自信を持って、やりたい事に取り組んで生きてゆくこと。
それが一番大切な事のように感じます。


一日も早く、Nさんが生き生きできる日が来ますように。




 
   

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