| まゆみんの50回以上のお見合い遍歴 1 お見合い事情 |
「お見合いは何回かしたよ」
私が20代前半、ダンスサークルで当時仲の良かった友人が言っていた。
「それがさあ、こっちが相手に合わせようと一生懸命しゃべっているのに、
一緒に歩いてても歩調を合わせずにどんどん先に行っててさあ、
見失いそうになるのよ。全然振り向かないし。
向こうから断ってきたよ。こっちから断るより気が楽だった」
彼女の話は脚色も面白いのでつい聞いてしまう。
うろおぼえだけどたしかそんな話だった。
お見合いというとどうしても家同士とか、紹介してくれた人のメンツが、しがらみ
が、そして、相手が見つけられないしょうもない人が多く、自分もそういう人に並
べて見られるような気がする、と妄想や勝手な思い込みが 実は、未経験な未婚の
人に最も多い。私もそういう考えがあるのは当然かも、と10代の頃は考えていた。
そんな私がお見合いをしてみてもいいかも、と思い始めたのは、経験した友人の話
を聞いて、予備知識が入っていたせいもあった。
写真館でとったような立派なお写真ではなく、
スナップ写真と書面(書面を釣書[つりがき]という)のやりとりで、
親が一緒に行くようなことは実はなく、
お互いが電話でやりとりをして、日にちと時間、場所を決めて
2人で会って、2人で別れる。
その後、どうするかは紹介者に相談すればいいらしい。
お断りは紹介者にお伝えする。
なるほど、第三者(紹介者や仲人)がいるのはそういう意味で気楽よね。
仲人協会は地方の顔の広い人・保険のおばちゃんとか先生とかが紹介してくれて
成婚の時だけいくら払うとか、
結婚相談所は最初の登録料だけで成婚か退会まで面倒見てくれるらしい。
思ってたよりもずっと簡略で、動きやすそうなお見合い事情に安心して、
まずは、お見合いしてみてもいいかも、と親に話してみた。
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今やずいぶん大胆で恐いもの知らずのように思える私も、このころはまだ
人が通った道でないと安心できないところがあったのね〜。
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