| まゆみんの50回以上のお見合い遍歴-107 オーストラリアと甥っ子 |
旅行の日にちまであと2〜3週間、何とか申し込みには間に合った。
彼とデートで行ったなんば地下センタークリスマスキャンペーンで私が当たったオーストラリア旅行は、彼との新婚旅行にするはずだったけれど、かわいい中3の甥っ子との旅行になった。
私はさり気な〜くパスポートほか旅行の用意をし、できるだけ彼との生活に旅行のにおいはさせないように心がけていた。
出掛けのキスはしなくなったけど、抱きあって寝ているのは変わらなかった。
彼は私が旅行中、ご両親が今いる彼のマンションに帰るという。私はここにいてもいいのにと言ったけど、「主がいないとこに出入りするのは変やんか」
そうかなあ。まあ、そうなんだろうなあ。
私が旅行に出る前日に彼は出て行った。「楽しんできたらええよ」
それは、嫌みなのか社交辞令なのかそのつもりなのか。
私は、言葉通りにしかとりませんよ。(-。-;)
彼がいない空虚感に浸ろうかと思ったけど旅行の準備でそれどころではない。
オーストラリア旅行はゴールドコーストのある西海岸ではなく、バースを中心とした東海岸で、旅行社もこっちのポイントを開拓するためのモニター旅行なのだ。砂漠の中に立つ奇岩のピナクルズ、世界一だけど名前がないサンゴ礁の海(オフシーズンでした)、バース市街などをまわる。
15名ほどの参加者は新婚旅行、熟年旅行、OLなど、年齢層も性別も結構まばらである。
動物園ではコアラに触れる。なぜかコアラは渡り廊下の柱に捕まってお休み中なのだ。
みんなコアラの邪魔をしないように寄り添って写真を撮っている。
甥っ子は コアラの背中に そっと手を伸ばし 前後に大きくゆする …
「これ」私は彼を止めた。
「何をする。」(-_-;)
「だって、こんな風にぐっすり寝とったら、揺さぶりたくなるやん」(~o~;)
こいつは … やっぱりうちの子だ 。
(前後にゆっくり揺さぶられるコアラを連想すると、いまだに笑える)
私が旅行社のメンバーとダンスなどして帰ってくると、お風呂にお湯が張ってある。
ええ子やな〜。
「まゆみちゃん、一回家にも電話しといたほうがええんちゃうん」
おお、気がきくな〜
「オレンジジュースをお代わりしたいんだけど、なんて言ったらいいかわからん」
「ああ、そうか。(給仕さんに向かって)エクスキューズミー、オレンジジュース ワンモア プリーズ」(一応英語風の発音で)(^o^)
「そんなんでええんか!」(゜〇゜;)
私たち二人の関係は旅行のメンバー内で不思議がられていたらしい。
恋人にしては年が離れているし、親子って感じでもないし、兄弟なわけじゃないし、
友達というのも変だし、その割に仲がいいし、いや、実は親子とかカップルとか…
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いやあ 楽しい旅行でした。
そんなに楽しんでいいんだろうか。婚約者のご両親は被災したというのに。
しかし、楽しむ以外に方法が見つからないのだ。
彼には旅行中は電話しなかった。嫌みになりそうだから。
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藤田まゆみ美術館
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