| まゆみんの、50回以上のお見合い遍歴 119 砂場の子供 |
ダンスサークルの男性にアプローチしたときは、周囲にさりげなく気を遣いながらできるだけ目立たないように、彼自身が他に好きな人がいるなら邪魔にならないように、などと考えていた。(なんて健気なんだ 笑)
コンピューターチームの津山さんに関しては、最初から公言しているので、誰にも遠慮することが無い。夢の中で彼を探していた、という話を、関わりのある人には語っていたから。セミナーに参加する人のためとかではないのか、という正統派なツッコミを入れる人はいなかったけど、こころの中であきれられていたかも知れない。でも、まあ、それもいいさ。そんなこともあるさ。
どこかで集まるといえば、彼の隣をまわりが薦めてくれる。他のボランティアチームも一緒に今日はもう帰ろうか、ということになると、彼に私を「送ってあげて」といってくれる。遠慮するのが不自然なのだ。私はこれまであまり人に見せたことの無いようなうれしそうな顔をして見せる。だって実際嬉しいんだ♪
公言してはばからない人をうらやましく憎らしく感じていたけれど、その人たちがそうするのには、そういう嬉しいことを自分に引き寄せるための、最も基本的な単純なことだったんだな、と気がつく。私は最初からかなり遠回りをしていたのかも知れない。でもそうと気がついたからには、えへへ、これはいいねえ。
助手席には「よろしいですか?」と一応確認してから腰を降ろす。車の中では、これまで聞けなかったことを、 …どんな子供だったとか、何を覚えているとか、こんなときにはどう考えるのかな、とかを… 矢継ぎ早に聞きたいところだけど、ぐっと我慢。サポートで疲れて帰るときに、自分の都合で追い立ててはいけないな。
彼といるスペースを共有しながら、思いつくことを話せばいいのだ。
「砂場でいきなりブチ切れたことがあったんですよ」
「それは、、、津山さんの子どもの頃にすれば珍しいよねえ。
けど、子どもの頃って(それじゃないんだけどうまく説明できなくて、なんて言えばいいかわからなくて、でもそれじゃないのが納得できなくて、う〜〜〜〜〜!!!)てことがあるよねえ」
彼はにこやかにうなづいている。
コンピューターチームを立ち上げた人から、彼があとを引き受けた話。
サポートに東京に行ったときに、指示する立場の人からわかりやすいコーチをうけた話。
うんうん、こんなふうに積み上げていこう。
日常を共有できる人になろう。
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夢の中のバスで探していたあの人が、すぐそこにいるのは嬉しい。
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