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| まゆみんの、50回以上のお見合い遍歴-159 がっかりするはずだったのに |
西田さんと別れてから、あんなお金の使い方するような私はやはり駄目なのか
と考えたりするのだけど、私もこういう落ち込みには慣れてきた。
BTコースやそのアシスタントで、他の人や自分を客観的に見ることを繰り返すと、これも人間の思考回路として組み込まれたものなのだなと、手放して考えられるようにもなってきた。
しかし、次の人に行く気にはならないし、なにもしないと落ち込み回路につかまる。
ここで思い浮かぶのは、お見合いすることにしたと言って付き合いをやめることになった青木さんだ。
で、青木さんに連絡して、どうするのか。どうしたいのか。
とりあえず、半端な状態でやめになったことに、手を付けるか。
自分が余計なことを考え出す前に受話器をとる! 番号をまわす!
「久しぶり。どうしたの?」
「うん。青木さんはどうしてるかなと思って。もう、お相手は決まりました?」
「いいや。まだですよ」
「えーーーーー!(おおげさに)
いや、私はさ、お見合いでいいところまでいったんだけど、結局ヤメにすることになってね。(しんみりと)
もうこの際、青木さんの相手が決まったっていう報告を聞いて、もっと落ち込んでやるーーー!
っていうつもりだったのに!今の程度よりさらに底があったんだ、って、浅い落ち込みを馬鹿にできるくらいがっかりするつもりで電話したのに。(実際、そのつもりだった)
えーーーーー!当てがはずれたわ!」
「そんなこと言ってもさあ(笑)。どうしてやめになったの?」
「まあ、世間的にはよくあることよね」
「ふうん、そうかあ。
ねえ、久しぶりに、会いたいねえ。どっか、おいしいものでも食べに行きたいね」
「うん! うん!」
あれっ? なんだろうこの急展開は。もっと突っ込んどかなくていいんですか!?
…と言うことは口には出さないのが賢明である。私も、さすがにそれくらいは融通が利く。
待ち合わせを決めて、受話器を置いた。
落ち込みはもういらなくなったけど、この展開ってどうよ。
まあ、会いたいって言ってくれたのよね。
今日は幸せな気持ちで寝ることにしよう。
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西田さんと分かれた報告をしたときの父との会話。
「お金で失敗した話は、しなくてもいいんじゃないか」
確かに私が相手でも聞きたくないかもしれないなあ。
今後はしなくてもいいか。
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