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 まゆみんの、50回以上のお見合い遍歴-168 信者

  

私になついている年下のイケメン、シバちゃんは最近「ソウルメイト」を探しているという。
「ソウルメイト」って、シバちゃんにとってはどういう人のこと?」
魂を共有できる人、初めて会ったのに親しみを感じる人、広い意味では話が通じる人。
親友とは違うらしい。
「もちろんまゆみさんは、ソウルメイトってレベルじゃないですよ♪
 おれはまゆみさんの信者ですから!」

信者!? Σ(-д-;)
それはなんじゃ?

「聞いたこと無いですか?
 1人の親友は10人力、 1人の信者は100人力に値する、って」
「それは初耳ですわ」
「あれえ?そうなんですか?
 まあでも、俺はそれくらい、敬(うやま)って、信頼しているんですよ。
 100人力なんて、すごいことですよ!♪」

とても嬉しそうに語る彼の言葉に相乗りして、私も応えた。
「まあ… じゃあ、そういうことにしよっか♪」
「そういうことにしましょう♪」


また後日、彼に尊敬できる男友達ができたという。
「坂浦さんといってね。いろんな場面にどう対処するか、教えてもらってね。
 俺はなかなかそういう風に思いつくことができないから…
 めんどくさい相手には、電話口で7色の声で混乱させることもできるって言ってましたね。
 カラオケでは、アニメソングが得意でね」
私を教祖とするシバちゃんに、新しい教祖の登場か!?
てことは、私の対抗馬? ちょっと、ジェラシー。

「アニメソングは、苦手なのよ〜。なんか子どもに媚びてるようで、私はいたたまれないのよね。
 一休さんや、どらえもんの歌は…一緒にいられない。戦艦大和は大丈夫なんだけど」
「えー それは残念だなー 面白いのにー」
「まあでも、坂浦さんには興味があるな」
「あ、じゃあ会ってみます? 独身で、彼女はいないみたいですよ」
「そうなん? じゃあ、いついつにして… その日までに、電話してもらってもいいかな?
 女性から会ったことのない男性には電話しにくいし。」





電話がかかってきた。どういう話の流れか忘れたけど、
「サークルとかクラブで活動しているとね、けっこううるさいこというやつがいるんですよ。
 そういうやつには理論で対抗するんですけどね。
 相手がまた体勢を立て直してこっちに挑んでくるから、こっちも応戦して、
 ってことがよくあるから、それで鍛えられてるってこともあるかな。」
「ええ〜?そんなの、めんどくさくないですか?」
「いやあ、いい訓練になるなあと思ってるんですけど」
「私なら、ああソウデスカ、と受け取って、放置したいところだけど。
 あるいは、戦いたい理由は何だろうと考えるかな。そっちのボタンを押す。
 私は戦うことには興味が無いし」
「ああ、それが(シバちゃんが言っている)教祖というところかあ」

「戦うのめんどくさいしね」
「もしかして、あなたのところもシバちゃんと同じような、きのこハウス!?」
「うっ!? 松本零士の“四畳半物語”“男おいどん”に出てくるような、掃除をしない部屋に勝手にきのこが生えるってやつですね。
 う〜ん。そうかも。
 何でそう思いました?」
「だって、“めんどくさい”ってよく言うから。そうかなと思って」

うーん こいつは読まれてしまいましたわ。(>_<;)シマッタ

「そうかあ、坂浦さんはね、何がどうって説明できないけど、出てくる映像イメージの説明をすると
 周りを水で囲まれたところにある岩の砦(とりで)があって、そのうえにこう… 
 宙に浮いていて、人の姿でなく鎧(よろい)のようにたくさんの剱(つるぎ)を針山(はりやま)のようにランダムにあちこち向けて帯びている球体。実体がないけどそこに確かにある。
 何かあると、思わぬときに剱が飛んでくる。そんな自分を楽しんでる感じ。

 まあ、私の個人的なイメージなんだけどね。
 いいとか悪いとか言っているんでなくて、そんなイメージが出てきたってのを説明しているだけだから」 

「なんですかそれは。わからんなあ〜」
「わかりませんよ私も。そんな気がしたってだけで、
 別に坂浦さんはそういう人ですって宣言するつもりもないから。」

「それが、どんなところにあるって?」
「CGで作ったような画像で、全体に金属的な合成的な印象で、周りは明るい。
 他に陸地のない水面の上に、岩でできた島のような、岩場のような砦があって…」

繰り返し聞かれて説明することに費やしてしまい、寝る時間になってしまった。
勝手な想像をしている、ということで笑い飛ばしてもらうつもりだったのに、まじめに受け取られるとは。
お互いに、シバちゃんが思い込んでくれるほどには大物でないということかな。(¬▽¬;)

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うーむ どーも センスが食い違う。
友人の中で「最初にだんな(になる人)に会った時は、変な人だと思った」と言っていたから、ここから展開する可能性もあるのだろうか?




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