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 まゆみんの、50回以上のお見合い遍歴   理不尽な理由

  
「たまには話したいから、帰る前にお茶しない?」
日曜日にセンターに行ってると、たまたまユキナと出会った。
特にひるむことなく私は答える。
「あ〜 いいけど、何時頃? 私は今日は3時くらいには帰ろうと」
「そうか〜 私は4時くらいになりそうなんだけど」
「まあいいよ、それでも。1時間くらいは調整できるから」
「じゃあ、あそこの茶店知ってる? そこで待ってて」

何をいまさら彼女と話すことがあるのだろうか。
まあ、私には無くても、彼女にあるんだから出たとこ勝負で行くか。
私は仕事の資料整理をしながらユキナを待つ。
待ちぼうけになる可能性…も無いではないけど、自分のやることが進めば、その時間は有意義だったと考えることができる。

「ごめん、遅くなって。出掛けに他の人と話してて」
「ふ〜ん。そんで、私に話ってのは何ですかね」
「うん。みっちゃんと、こないだ話してたんだけど、よくお世話になってるんだって?」

「え? 何のこと?」
私は何をお世話したか。すぐには浮かばない。大体私は、してあげたことはすぐ忘れるのだ。
「ほら、相談に乗ったりとか… 2次会の招待状もやってもらったんじゃなかった?」

「ああ、そうだった!」Σ(゜д゜;)
「そうだそうだ。そうそう。相談と言えば、お付き合いのお話とかもいろいろさせてもらってたんだった。あなたの(ユキナの)話も出たし」
(しょうもないやっちゃ〜 と くさしていた話は、言いません)

「それだけ?」
「それだけだけど?」

それだけなわけないっちゅうの。(-"-)
でも私はフリンな関係は不健康でめんどくさいから、するつもりはありません。
まあ、平たく言ってしまえば、手を繋ぐ以上のことは無かったんだから、それだけ、だわね。

「ああ、うちに泊まったことはあるよ。センターで遅くなったときに。
 まあ、それだけだけど」┓( ̄〜 ̄)┏-З
だんな様のことを勘ぐりたいのか?と、ちょいとからかうように軽く言ってみる。

「そりゃあみっちゃんは、いくちゃんのところ(AVにも出てると言うデザイナー)に泊まったこともあるって言ってたしね」
「まあ、あそこは男女関係無く、センターで遅くなったときの(午前1時とか2時とかです)駆け込み寺みたいになってるようだけど」

    ・
    ・
    ・

「そうか。わかった、ありがとう。
 招待状のお礼も言っておきたかったんだ。ステキなの作ってくれてありがとう。」
「いえいえ」
(アレはイマイチだった…と言うと、お礼を言ってくれている値打ちが下がるのでやめておこう)
(そしてたぶん、お礼を言うために私と話をしたかったのではないだろう…)

「いろいろ相談に乗ってもらってたみたいだけど、今後も彼の力になってあげてね」

私は笑顔で
「いやです」d( ̄ー ̄*)ホホホ  否定に出ました!

「結婚したやつの相談に、何で乗らなあかんねん」(-。-)…
今後会うつもりがない、というのは彼女にとっては思うつぼかもしれないけど、
私が、そうしたいのだ。

含みのあるその言葉を彼女がどう理解したかわからない。
「ふ〜ん。まあ、そのへんはおまかせするわ」
と答えて、出て行った。

彼女は借金をしている上に新車を買ったと聞いていたが、それはゴールドメタリックのコンパクトカーだった。今?日もその車だ。
「ゴールドメタリック」にするだけで、通常の塗装よりお金がかかってるじゃん!
何考えとんねん!

私がユキナを嫌いなのは、そういう日常的なところで腹が立つやつだからだ。
ということを思い出した。
嫌いで居ていいんだ。
「嫌い」という感情を否定するところから「良心の呵責」という泥沼に踏み込むことになる。
「嫌い」と決めてしまえば、そのことにうろうろしなくなる。
なので私はユキナがどんな人物であれ、今後は「みっちゃんと結婚したオンナだから嫌い」というちょっと理不尽な理由で彼女を嫌うことにする。

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「ちょっと理不尽な理由」 というのが、ゲイジツカにはなかなか楽しいではないか。

人の思惑はどうであれ、まずは自分がどうしたいのか。
人より違った人間だといわれるメリットは、そういう姿勢が許されるところにある。
ヽ(゜∀゜)ノ イエィッ!





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