| まゆみんの50回以上のお見合い遍歴 5 おてんば娘と銀行員 後編 |
車が止まっているのに気がついた。信号なのね。
「あ、すみません!」体勢を取り直すが、かなりぐったりしていたようだ。
助手席の人は寝てはいけないと聞いていたので、かなり恥ずかしい。
相手の人は気にしない様子で「お昼も過ぎたし、この先にあるホテルで食事にしま
せんか。他にどこがいいのかわからないし。」
私はその様子にひとまず安心した。
ホテルのレストランで、日頃見かけないメニューがあった。
クリームのかかったお魚が、お皿の上に頭としっぽを立てている!
こんなふうにおしゃれに盛られたお魚は、どんな味に仕立てられているんだろう。
「ちょっと、違うものを頼んでもいいでしょうか」とお伺いを立ててから、注文。
「やはりこういうところに来たら、日頃食べられないものをいただかなくちゃね!」
そのお魚の料理が、単品で1400円。男性は、800円のオムライスを注文。
… … … これは、ちょっとまずいんじゃない … (¬▽¬;) …
「結婚したら、仕事とか女の人はどう考えるんでしょうか」
「私なら、仕事は続けたいと思うけど、相手の事情にもよりますしね」と
日頃考えていることを当たり障り無く話した。
お魚は、とても優しく柔らかく調理されていたけれど、あまり意外な味がしないの
が残念。そんな話もしただろうか。
「すみません、この後行くところがありますので」と相手の方が言われるので、
最寄りの大津駅まで送ってもらい、別れる。
「はぁ〜〜」
一人暮らしのマイルームに帰り、ひとまず休む。
夜になって、父から電話がかかってきた。
「どうだったんだ」「ようわかりません」今日の報告をする。
-------------------------------------------------------
ピンと来ない、といういい方は私にはどうしても嘘臭く思える。
そもそもピンと来るセンスが、経験が無いのだから。
人が良いので相手を否定的に言うのもはばかられる。
「自分には合わないから」といえるほど自分を知らないし、
相手を読めるほどカンや経験もない。
 |